― 忙しすぎる福祉職が、自分を取り戻すためにできること ―
はじめに:忙しすぎて「このままでいいのか」が見えない
日々のお仕事お疲れ様です! ぽり です!
福祉の現場で働いていると、毎日が本当にあっという間ですよね。
・利用者対応
・書類業務
・チーム内の調整
・家庭との両立
気づけば、自分自身のことを考える余裕なんてまったくない。
私も、ある時期そんな日々にどっぷり浸かっていました。
帰宅して子どもを寝かしつけた後も、頭の中は仕事のことでいっぱい。
未来のことを考えても、「この働き方を続けて本当に大丈夫なんだろうか」という漠然とした不安が押し寄せてきて、心がずっと休まりませんでした。
将来への備えを考えることは大切です。
でも、“今”が見えなくなってしまっては、本末転倒なんですよね。
なぜ、未来の不安に囚われてしまうのか?
福祉職は、常に「人の人生」と向き合う仕事です。
その分、自分自身にも責任感を強く持ちがちで、
「もっとがんばらなきゃ」「備えておかなきゃ」と、まだ起きてもいない未来のことに意識を奪われてしまいます。
特に私の場合、こんな思考ループがありました:
- この先、子どもが大きくなったら今の働き方は無理かもしれない
- 異動や人事の変化があったらついていけるか不安
- 今の頑張りが本当に報われるのか分からない
気づけば、今この瞬間はこなすだけになっており、
「なんとなく不安だけど、どうにもできない」という感覚に支配されていました。
“今”に集中するための3つのミニマル習慣
そんな状態を少しずつ変えるきっかけになったのが、“ミニマル思考”を取り入れることでした。
ここでは、私が書籍などで学び、実際に試して効果を感じた習慣を3つ紹介します。
1.思考を紙に書き出す「メモの習慣」
自分でなんでもこなさなければならないと考えていたあの頃は、
頭の中は常にごちゃごちゃしていて、思考の整理ができていませんでした。
そんな中で思考の整理のために始めたのが、「書くこと」です。
夜寝る前に、ノートに
- 今日あったこと
- もやもやしていること
- 明日やりたいこと
を3〜5行書くだけ。
この“書く習慣”が、気持ちを客観的に見つめ直す助けになりました。
2.スマホの情報を断捨離する
私は今まで仕事が終わるとついSNSを見てしまい、
他の人の頑張りや自己投資の投稿を見るたびに「自分はこのままでいいのか」と焦りや不安が増していました。
ちなみに、あなたはたまにしか用事がないお店のアプリを入れていませんか?
「ポイントも貯まるし、クーポンも貰えるから」と以前お店に行った際に、店員さんからおすすめされて入れたけど、
それ以降ほとんどお店に行っていないなんてこともあるのでは?
いろんなアプリがあって上手に使えば便利だけど、通知がたくさん来て必要ない情報も目に入るとかなり疲れるなぁと
思っていました。
ある日ふと、「自分の不安って、スマホの中から来てるのでは?」と思い、
思い切って通知オフ&アプリ断捨離を決行。
いまでは、スマホのホーム画面には30のアプリしか置いていません。(これでも多い方だと思います。)
SNSを見る時間は“朝の10分”と決め、それ以外は見ない。
行くか分からないお店のアプリは一見お得に見えてもインストールしない。
これだけで、頭の中のノイズがグッと減って、“今”に集中する時間が増えました。
3.一日の「優先順位」を決める
以前は、「あれもやらなきゃ」「これも間に合わせなきゃ」と、
すべてのタスクを均等にこなそうとしていました。
でも、それって結局、どれも中途半端になりやすい。
そこで始めたのが、“今日の最優先をひとつだけ決める”こと。
朝の通勤中や職場についてすぐに今日の予定を確認して、
スマホのメモに「今日一番大事にしたいこと」を書くようにしています。
これは、『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン)に出てくる
「最も重要な1つに集中する」考え方に影響を受けた習慣です。
実際、「今日は〇〇だけやればOK」と思えるだけで、
余計な焦りや自己否定感から解放されるんですよね。
『エッセンシャル思考』には、「もっと人生を楽にするヒント」が詰まっています。実際、私も少し意識するだけで、ストレスの感じ方が大きく変わりました。少し分厚いですが、読む価値のある一冊です。
人生における指針にできるような一冊となっていますので、
ぜひ私が今まで投稿している暮らしをシンプルにするためにやるべきことを実践していただき、時間や気持ちの余裕を作って読んでみてください。
おわりに:“今”を大切にできれば、未来は怖くない
未来のことは、誰にも分かりません。
でも、“今”を丁寧に生きることができれば、その積み重ねが未来をつくっていく。
これは、福祉職という人に寄り添う仕事だからこそ、自分を大切にして疲弊しないために大切にしたい視点だと感じています。
- 思考を「メモ」で外に出す
- 情報を手放して余白をつくる
- 「一つ」に集中して疲弊を減らす
これらのミニマル習慣を取り入れることで、
「まだ起きてもいない未来」への不安から、自分を少しずつ解放できるようになりました。
心が疲れたとき、自分を見失いそうなとき――
ぜひ、“今”に戻るきっかけとして取り入れてみてください。