あなたの心を整える。物を減らす、福祉職×ミニマリズムのすすめ | ぽりの提案ブログ〜シンプルな働き方のススメ〜  

あなたの心を整える。物を減らす、福祉職×ミニマリズムのすすめ

忙しい福祉職の暮らし、こんな悩みはありませんか?

福祉職の仕事は、日々多くの人と関わり、感情の起伏も激しいもの。

ぽり@福祉パパ
ぽり@福祉パパ


気づけば、自分の部屋も頭の中も“ごちゃごちゃ”……なんてことありませんか?

私はもともとすごくズボラです(笑)
私自身、帰宅後も「片づけなきゃ」「やることが山積み」で、まったく休んだ気になれませんでした。
休日も探し物が常に発生して、「イライラするけど、自分が悪い」と自己嫌悪に陥る日々。

そんな中で出会ったのが「ミニマリズム」。
“モノを減らす”ことが、心を整える第一歩になると気づいたのです。
今もまだズボラな自分ですが、かなり楽になった心がけを皆さんにもお伝えしたいです。

なぜ福祉職にとってミニマリズムが有効なのか?

福祉の仕事は「人の感情」に向き合い続けるもの。
相手の気持ちを察したり、ときには理不尽な言葉を受け止めたり……心がすり減る場面も多いですよね。

だからこそ、自宅では“余計なモノ”や“不要な情報”を減らし、自分の心を回復させる空間が必要です。

私の場合、部屋を整えたことで、帰宅後に「ふう」と一息つける感覚が生まれました。
仕事で抱えたモヤモヤを、自宅でリセットできるようになったのです。

暮らしを整えるミニマルな工夫3選

1. 「半年以上使っていないモノ」を手放す

最初に決めたのが、「半年使っていないものは手放す」というルール。
特に効果があったのは、衣類と書類でした。

以前の私は、「仕事用」「プライベート用」「フォーマル用」などの「〇〇専用」にたくさんの服を持っていました。でも、子どもが生まれてからというもの、どんな服を着ていてもすぐ汚れてしまうことが多くなり、「専用」は必要ないと感じるように。
そこで、用途を兼ねられる服に絞っていくと、自然と数が減り、選ぶストレスも軽減されました。頻繁に着るようになると、「着てないからもったいない」と思うこともなくなったんです。
書類も同様で、以前は何でも取っておくタイプでしたが、回答が必要なものはすぐ対応し、説明書などはWebで確認できるものは処分。残った書類も必要なものがすぐに見分けられるようになり、今では契約書などを除いて、ほとんどの紙類は手放しています。
半年はあくまで目安です。必要ないと思ったものは思い切って捨ててみてください。半年以上使っていなくて、捨てるか迷うものはたいていこれからも使いません。もったいないと思うのであれば、メルカリなどで売ってみてください。使わないものがお金になるのであれば、きっと捨てるよりは気持ちが前向きになります。

もったいない”より“今の自分に必要かどうか”を基準にすると、判断がしやすくなります。

2. 「目に見える場所」から整える

一気に片づけるのは大変。だからこそ、まずは玄関やリビングなど目に入りやすい場所から整えるのがおすすめ。

以前の私は、帰宅するたびに、洗っていない食器や、机の上に散らかった書類、使っていない雑貨などが目に入り、今思えばそれだけで家が落ち着いて過ごせる場ではありませんでした。
部屋に“あるはずのもの”は多いのに、「本当に必要なもの」が見つからず、やりたいことにすぐ取りかかれない。そんな毎日が続いていたんです。
でも、まずは玄関やリビングなど目に入りやすい場所から整えることで、空間がすっきりし、自然と心にも余裕が生まれました。
「見える場所」が整っているだけで、こんなにも気持ちが違うんだと実感しています。

「帰宅した瞬間に安心できる」って、それだけで気持ちが違うんです。最初は気が向いたとき(この記事を読んでモチベーションを上げてもらって)ちょっとで良いのでやってみてください。

3. 「モノの定位置」を決める

こんな悩み、ありませんか?

  • 「あれ、どこに置いたっけ?」と毎回探す
  • 片づけるときに「どこにしまおう」と悩む
  • 探し物でイライラしてしまう

実は、これらはすべて“脳のエネルギー”を消耗しています。
人間の脳は「決断」するたびにエネルギーを使います。
たとえ小さな選択でも、積み重なればかなりの負担に。

✔ 解決策:「定位置」を決めること
・探さない
・迷わない
・戻しやすい
→ 脳の疲労がぐっと軽減されます。

私は以前、使ったものを使った場所にそのまま置いてしまうタイプでした。
そのくせ次に使うときには「ない!」と大騒ぎして、家じゅうを大捜索。
特に出かける直前に見つからないと、毎回イライラしてしまっていました。
そんなある日、いつものように探し物でバタバタしていたとき、モノの管理が私の100倍得意な妻から「定位置を決めればいいのに」と一言。
半信半疑で始めてみたところ、驚くほど効果がありました。それ以来、探し物で時間を奪われることが激減。

さらに、モノの量を絞るようになってからは、「少ないモノ × 定位置」の効果で
“探す・悩む”という行為自体が生活からほとんどなくなりました。

小さな“仕組み化”が、「決断疲れ」から解放してくれて、大きな心のゆとりを生み出します。

暮らしを整えたら、こんな変化がありました

かつての私は、バタバタと出勤して、帰宅後はただソファでスマホをいじって終わり。
気づけば夜になり、「また何もできなかった」と自己嫌悪に。さらに夜は仕事であったことの一人反省会が脳内で行われて、疲れを翌日まで引きずることも多々…。

でも、モノを減らし、部屋が整うようになると――
自然と子どもと過ごす時間や、趣味の読書・ブログ執筆に時間を使えるようになったんです。

「何をしようか?」と考える前に、「今これがしたい」と感じられるようになりました。

自分の中に余白が生まれる感覚。まさに、心に余裕があるなと思えるようになっています。

おわりに:心を軽くする選択を、暮らしから始めよう

福祉職は「人の感情を受け止める仕事」。だからこそ、自分自身の“心の回復スペース”が欠かせません。

モノを減らすことは、心の負担を減らすことにもつながります。

まずは引き出し一つ、靴一足からでいい。
身の回りを整えることで、心にもスペースが生まれてくるはずです。

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